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今日は、猫にまつわるちょっとしたお話です。

猫が出てくる本で何が好きですか?

「我輩は猫である」
「三毛猫ホームズ」シリーズ
ポーの「黒猫」
などなど、いろいろありますが、今回はシンプルなところで
「我輩は猫である」について

小説冒頭に
「我輩は猫である。名前はまだない」と描かれているのは
みなさん、ご存知かと思いますが、
これが、本当の話であるって知っていますか?

主人公は夏目漱石が飼っていたネコです。
漱石は、その猫を「ネコ」と呼んでいたそうで、
個別の名前をつけていなかったようです。

可愛がっていなかったのか?
愛情がなかったのか?

それはなぞですが、
その「ネコ」が死んだとき、漱石は知人たちに
死亡通知を出したといいます。

当時、漱石は41歳。
黒猫ベスをなくした時の悲しみを思い出します。
同年代の時期にやはり愛猫をなくした漱石の心に思いをはせるたねこだまりでした。

ちなみに、この書簡は角川書店発行の「漱石全集」にも記載されているそうですよ。
現物を見るには、川内まごころ文学館へどうぞ。
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【2010/01/16 00:36】 | ねこ、猫、neko、CAT、cat
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